ピーターラビット体型はやっぱり可愛いな、と思いながら落書していたら、うっかり興が乗って(8割方は悪乗り)、いつのまにか紙一面メルヘンになってしまった。
でも超楽しかった(笑)
落書レベルは決して超えないのに、ちょっとずつ塗って一週間くらい完成に掛かってしまった。本当、もっと最初から真面目な絵として描けばよかった。くやしいのでアップ。
以下、それぞれ拡大版。残念ながら紙質が悪いので、あまり拡大には堪えなかったのだけど。
描いた順番にどうぞ。
全ては某兎を意識しまくったこの男から始まった。
青衣の男の対作品。
正面からも描いてみたかった。
このリスは存外にお気に入りで、いつか使いまわしたい。因みに、出身は音楽ヶ山。(山の音楽家の童謡が「昔から<音楽ヶ山>の小りす・・・」に聞こえてならない・・・)
あっ、同じく音楽ヶ山的な小鳥さんをスキャンし忘れた。もっともメルヘン炸裂の人だったけど、まあ、大したものでもないから、いいか。
ほぼピーター関係なくなる。
そして、楽器が適当すぎた。もっと細部研究してもっとましに描きたい。
そして、ミュゼット(のようなもの)を持たせたカエルどんが、ちょっと卑猥な感じになってしまった。(豆知識;伝統的にバグパイプは、田舎風の記号であるとともに、エロティックな象徴とされる)
上の絵が牧歌的だったので、つい牧人風うさぎ。
うわーー、拍手&コメントありがとうございました!
まさか、誰か拍手頂けるとは思っていなかったので、自分のブログ見ていませんでした(汗)
一週間前にツイッターだけは見ておいて、本当に申し訳ありません。
コウセイ様>
クープランへの妄想記事、読んで頂いて光栄です。前のフォルクレでご紹介した「ラ・クープラン」のご本人、フランソワ・クープランさんです。
フォルクレ<ラ・クープラン>
フォルクレの描く肖像画では腹黒そうですが、本当は概ね穏やかでちょっとした憂愁のある、俗にして超俗的な雰囲気のチェンバロ音楽の大家です。
クープランの音楽は、含みのある、時には謎めいたタイトルが付けられていて、本当は何を描いているのかが分からないことも多いです。今回の「ランジェリク」や「ラ・ミステリユーズ」も、英語で言うところのThe+形容詞というタイトルで、日本語では都合上「~な女」と訳されたりする事が多いですが、本当に人間を指すかは決定的には分からないです。
この方式で、「危険な女」とか「魅力的な女」とか「親密な女」、「軽はずみな女」、「温和で辛辣な女」「とげとげしい女」とか、あぶない女が量産されてしまったりしてます(笑)多分、このうちの全部、あるいは一部は誤訳になるかと思います。でも、日本語のタイトルとしては「~な女」シリーズ、どんな女だ思って面白いとは思うけれど。
ので、記事は本当に妄想なので、文章は本当に鵜呑みにしないで下さい^^;
イラストも見ていただけて嬉しい限りです。今回は、消せるボールペンの落書、乗せてみました。チェロやヴィオルを弾くポーズがかっこよくて、いつかもっとちゃんとした絵で描きたいものです。
三郎丸様>
ヴェネチアのライオン、心の目で足を海に浸けて下さい。ペンで海なんか描けるものですか^^;
ふと、画像加工してみたら、案外着れるかも、と思いました。多分、500円くらいで売ってるやつ。多分、黒地に白バージョンも絶賛販売中です(嘘)
何だかフランソワのクープラン氏に嵌った2週間。ええ、このブログ内では、きっと久々の登場かな。いや、普段から「我が腹心の(笑)」クープランはむしろ日常なのだけど、今回は特に第5オルドル。突然「L'Angelique(天使のようなひと)」が頭に降ってきて、そのまま延々リピート。で、そのまま同じオルドル内をうろうろ→第6オルドル抜粋→第7抜粋→第8オルドルの長大なパッサカーユで力尽きる、と(笑)
↓ 第8オルドルの「Passacaille」もついでにどうぞ。
因みにパッサカーユは舞曲の形式の一つ。2拍目が重くなる傾向にある3拍子リズムで、そして同じバスをしつこくしつこくしつこく繰り返すもの。第7回めの変奏が、指をぎりぎりいっぱいに拡げないと弾けないから(むしろ鍵盤に指を引っかけて伸ばす勢い)とても疲れる。いや、曲全体でパッション&バイオレンスで緊張感半端ないから、やっぱり疲れる。
いえ、クープランの楽譜はまとまっているから、ついついページをどんどん進めてしまう訳です。既にそれなりに弾けるものはそれなりに、まだ弾けないものも楽譜とにらめっこでとぼとぼと。
「L'Angelique天使のような女」は動画の45分30秒から。
もし、L'Angeliqueが人とすれば、多分、遠い人。とても親愛に思っているけど、どこか高いところにいて、触れ合う事はない人。
恣意的だけど、ポーの大鴉の一節が思い浮かぶのです。「亡きリノアを思い出していると、香炉を揺らしながら舞い降りる天使の足音が、ちりり、と絨毯の上に響いて…」(ちなみに正確な抜粋ではないよ)
何かしら、音が金色をしていて、多分、確言は出来ないけど、カリヨンが鳴り響くみたいな感じがして、それでちょっと非俗的というか・・・。
晩年の「La Misterieuse(神秘的な女)」も亡き人を垣間見るような「遠い」感じが似てるとか思っている。
これも、昔の人を懐かしく思い出して、そうするうちにその幻を見て、追いかけるけど、その分遠ざかっていくかのような、やはり触れ合うことのない人。(念の為言うけど、勝手な妄想です)穏やかだけど何処となくメランコリーな、そしてこの思わせぶりな繰り返しのサビ?のフレーズ。
そして、この何曲かあとで「Les Ombres Errantes(さまよう影たち)」で、ふわふわ実体なく漂う「何か」を描いたりとか。
これが妙に「リアル」だと思うの。この辺り、クープランさんは絶対見ちゃいけないもの見てる。因みに、標語が「憔悴して」だったり。この曲の終わり方、ハッピーエンドじゃないよねぇ?いやー大好きだわーこの暗欝な曲(笑)これも上手い事弾けるようになりたいものです。多分、力なんかさっぱりかけないで、最低限の動きで弾くんだろうなぁ…。もう本当、幽霊みたいに(笑)
ただし、クープランさんはあまりにクラヴサンという楽器の精神そのものに頼り切っているので、電子ピアノだとこの曲、上手い事嵌らないのです。
ちなみに、上記L'Angeliqueはピアノでも結構はまるらしく、電子ピアノでもなかなかの効果。
その前に腕前の問題ですか、そうですか(笑)