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○なんせんす・さむしんぐ○

美術や音楽の感想とか、動物中心のイラストのブログ。

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7月11日拍手お返事

くまさま>
 こんにちは!お忙しい中ご訪問&お返事ありがとうございます!
 ぱくり(笑)キャラクターに暖かいお言葉、感謝甚大です。
 お言葉に甘えて、某所でも更新報告いたします(笑)
 本当にあのうさぎが大好きで、なんかこう、深く被った帽子の陰から覗く、あの瞳と恰幅の良いのに美脚っぷりが忘れられません。
 今回の絵は、あのバロック風な服装から、バロック風に若干暗めの画面にしてみました。
 お仕事、お忙しそうで何よりですね。お体には気を付けて、お互い夏バテしないよう頑張りませう!

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うさぎ南蛮船長

nederland.jpg

即席名前は「カピタン・ハンゴール」・・・ハンゴールはオランダ語で垂れ耳の意味だって。
今流行りの海賊じゃなくって、東インド会社的な人。胡椒とか東洋陶磁器とか、その他珍しい舶来の奢侈品を輸入する商人。
品種は多分ホーランド・ロップイヤーですが、勇壮な海の男なので、可愛いと言われると怒ります。

*紙っぽい素材を素材屋さんくまのしまから頂きました。というより、このうさぎ自体、くまさんに負います、実は。この場を借りてくまさんに感謝を。

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有難き拍手、26日、28日お返事

マコト様>
 返信ご不要とのことですが、やっぱり返信しちゃいます(笑)
 思わず、フォルクレについて長々と語ってしまいました(笑)乱文失礼しましたー。ジュピテルは、嵐と雷(自然の猛威)がテーマとも言えるので、とってもアグレッシヴ&バイオレンスです。ごろごろとなる様を描く、流れるような繰り返し部分でも、音域が上に行ったり下に行ったり、右手5本の指でなかなか間に合いません。
 この余りのサドっぷりに、フォルクレの曲は本人と息子以外、誰も弾けなかったそうです。=つまり、皆に弾いて楽しんでもらおう、なんて甘い曲ではないのかと(笑)
 ユピテル様、やっぱりこんな格好よくないですよね。ユピテルといえば、気に入った女の子をものにするためには、動物になったり液化・気化までするような、破廉恥(?・笑)な神様というイメージがありますが、フォルクレの曲では名誉挽回、もとい本領を発揮した姿を見ることができます。
 前の日記で挙げた<ラ・クープラン>の演奏は、かなり元気が良い演奏かと思います。クープランさんも作曲家・鍵盤楽器奏者ですが、彼の典雅で仄かな儚さの香る曲とか詩的で皮肉でユーモアに富んだ曲名とか、「私は聴衆をびっくりさせるより、感動させたいんだ」発言とか「ソロ演奏も名誉心から惹かれるけど、伴奏ほど音楽の楽しみを感じるものはない」発言とか、割と穏健で大人しい人な感じがします。
 それなのにフォルクレの描写は、真っ黒で…余計にクープランどんな人だ、と思わずにはいられません。本当は腹黒だったのでしょうか。彼とてパッション&バイオレンスな曲も書かないでもないけど、<ラ・クープラン>はどうもフォルクレの悪乗り諧謔な気がしないでもない(笑)
 フォルクレとクープランは歳が近く、しばしば一緒に伴奏に回ったりしたようですが、二人の仲がひたすら気になります。二人とも名手ですが、この二人の伴奏で大丈夫なんだろうか…。


三郎丸様>
お見舞いありがとうでした!
実は、異動になり、7月からは土日祝日が休みとなった。どこへ行こう?
まろりーとして目を付けているのは、ワシントンのナショナルギャラリー展とパウル・クレー展、古代ギリシャ展かな。今のところ洋物に固まってますが、和物も要相談。

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ここぞとばかりにフォルクレ祭り。6月20拍手お返事

マコト様>
 ありがとうございます!^^
 フォルクレ、いいでしょう♪…全体的に色々な意味でかなりサドです(笑)音符の並びも難易度も結構どSですが、曲の雰囲気もとってもデモニッシュ&バイオレンス。バイオレンスだけど上品さは失わない、重々しいけど退屈させず優雅で快活、私にとっては(好きな演奏は)聞き飽きない作曲家です。
 このアントワーヌ・フォルクレ自身、バイオレンスな人で、当時は「悪魔のように弾く」とまで評されたヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオール)奏者です。
 このアントワーヌ・フォルクレには、彼の資質を受け継いだ才能豊かなジャン=バティストという息子がいて、父アントワーヌは、この息子を嫉妬のためか修業のためか、とんでもなく虐待します。それも悪質で、暴力はもちろんのこと、精神病院という名の隔離施設にぶち込んだり、あらぬ罪を着せて国外追放を画策したり、私生活でも悪魔っぷりが激しかったそうです。ただ、息子ジャンの方も大きくなったら有力者を味方につけたりして、パパのいじめに負けていなかったようです。
 同時代の音楽家がジャン=バティストを描いた肖像音楽を聞くと、どうやら健気にも?まともな大人に育ったようです。
デュフリ<ラ・フォルクレ>

 生前出版されなかった父アントワーヌの遺作を息子が伴奏をつけて見事に編曲・出版したのが、現在に残るアントワーヌ・フォルクレの曲です。この辺りで、父親の音楽を後世に残したかったのか、単なる楽して金儲けのためなのか、前者だととってもドラマチックで良いですよね。本来はヴィオールのための曲なのですが、どういう訳かジャン=バティストは同じ曲をわざわざクラヴサン独奏用にも編曲・出版したのです。そんな訳で、フォルクレの曲にはヴィオール&伴奏ヴァージョンと、鍵盤独奏版の2種類があります。この2種類を聞き比べてみるのも一興かと思います^^
<ラ・クープラン>(右側は後半に<ラ・ルクレール>という別人の肖像画が続きます)


 同僚の鍵盤奏者、フランソワ・クープランの肖像。本人とても穏やかそうな人なのに、こんなにどす黒く描いて大丈夫!?とちょっと思った(笑)冒頭から、唸るような低音が響きます。「クープランどんな人ww」(笑)と突っ込みたくなること請け合いです。この演奏ではテオルボを使っていますが、クラヴサンやギターを伴うことも。ギター伴奏が個人的にはとんがっていて結構好きかも(笑)
 余談ながら、クープランもアントワーヌ・フォルクレの肖像<壮麗あるいはフォルクレ>という曲を書いています。この「壮麗」という言葉が、日本語で「傲慢」とも訳し得るのが、ちょっと笑えますが、やはり彼の音楽はマコトさんのおっしゃる通り、「荘厳」だと当時でも受け取られたのかも知れません。
 で、まろりーが弾くのは、このクラヴサン編曲版。バッハのチェンバロ曲をピアノで弾くことは多々あれど、フォルクレの曲は、ピアノで代用させることの出来ないほどチェンバロ用なために、プロの「ピアニスト」はピアノのレパートリーとして弾くことは(おそらく)ありません。 
 で、元の曲がヴィオラ・ダ・ガンバというチェロの音域を出す低音楽器の曲なので、鍵盤独奏用になっても低音域が半端ないという訳です。このフォルクレの曲のバイオレンスな情感は、癖になります(笑)そして、このえぐい曲が、甘ったるくて軽佻浮薄と評される「ロココ調」の時代に出版されたという・・・。
 フォルクレ曲中、もっとも(奏者に対して)サディスティックな曲が、以下。
<ラ・ジュピテル>

 ギリシア神話の雷神ゼウス(ユピテル)の姿を描いた曲。ギリシア神話中のゼウスもサドっ気のある神様だからか、神々しいかはともかくとして超そっくり。いえ、本家本物のギリシア神話より格好いいです、このユピテル。

 おおお、HP復活、おめでとうございます!早速リンクを貼らせて頂きますよ☆←リンクフリーとのことなので
 素敵な名前のサイトですね。工事完成、首を長くしてお待ちしてます^^

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フォルクレとバッハ祭りの巻

 とりあえず、マレッラとかマレッラとかマレッラとか、ラボルドとか、ラモーとか、ギニョンとか弾いてやった!(←全部フォルクレのクラヴサン曲)
 腕は完治してはいませんが、ほぼ自由に動かせるようになったので、今までのフラストレーションを発散すべく、いつものフォルクレー祭り。フォルクレとバッハ祭りはいつも不定期にかなりの頻度で開催中です。
 マレッラはこんな感じの曲。
La Marella・・・Forqueray 

 低音域万歳(笑)分厚くけたたましい低音と半音階と付点のリズムが特徴的な曲。フランスの曲は、付点を楽譜に書かれた以上に短くかすめるのがコツ。その為に、変に力むと上手く弾けないよ。これだけ、真っ黒な曲なのに、いやらしいところがないのが不思議です、フォルクレ。むしろ、無邪気ささえ感じ…はしないか…(言いかけてやめる・笑)なんというのだろう、何かこういうものへの、朗らかな執着心とでもいうのでしょうか。いや、曲そのものが朗らかというのでは決してなく(笑)
 それにしても、ユーチューブの画像のヴァトーの雅宴画、あわなすぎだろう。

 さりげにバッハの平均律(のプレリュード。フーガでなく)とか大人しく弾いていたけど。さりげに片手だけでも死ぬほど難しい3声のリチェルカーレとか弾いていたけど。3声のリチェルカーレもフォルクレとはまた違った頭のおかしさがあります。冷静に頭がおかしい(笑)大体、バッハってさりげなくとんでもない不協和音を入れたりするけど、これもかなりいっちゃった曲だと思います、個人的に。
  なんでも、一小節ごとに転調して、フラットが一つずつ増えて(5度ずつ調が下がる)いって、最終的には変イ短調というフラットが7つ(つまり全ての音。それ以上は下がれない)も付く調まで変わって、また一小節ごとに元に戻っていく、なんて部分もあるという・・・。
 まろりーにとっては、ひたすら難しいのでそんな音楽的表現云々の問題ではないのですが。

 さて、腕の戻ったまろりーは、今まで当ブログに載せた画像を整理したいと考えています。時代別、作者別、地域別に分けたい…。けど、けっこう大変そうだ。けど、やりたい。

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なんせんす・さむしんぐ

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