フランス旅行補遺。
サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会の裏手にある、モナスティカ(モナスティクだったかも?)というお店。
修道院の経営している(多分)、修道院で作ったジャムとかクッキーとか、アロマオイルとか、蝋燭(宗教用?)とかナチュラルな感じの雑貨とか、宗教関係の書籍や宗教画ポストカード、とうぜん、サン・ジェルヴェのポストカードとかが売っているようなお店なのですが。
そこに、右から「○△□」と表紙に書かれたノートを発見。その見覚えのあるゆるーい筆さばきは…。
仙厓和尚、こんなところで何やってんの…!
と思わず胸中で呟きたり。
いや、一見馬鹿みたいな落書だけど、本当は宇宙を現している(らしい)深遠なる禅画なんだっけ、確か…。
それにしてもHOKUSAIでもHIROSIGEでもなく、仙厓か…。侮りがたし和尚…。
あと、ついでだから、写真。
見てもっとも感動した絵の一枚。ちょいと色々写りこんじゃっていますが…。誰が描いたんだろ、これ!感動というよりは、衝撃、というか笑撃というか。いや、やっぱり感動。
足とわずかな小道具だけでこれだけ語れるとは…。というか、これだけを額縁に入れてあるセンスが凄い!
切られたのか、もともとこういう絵なのか、誰がいつ描いたか由来が知りたくてたまらないけど、現地ではよく分からなかったんだ…。
現地でもよく分かっていないのかも?一見サインもないしねぇ。タイトルさえ分からないので、とりあえず「足の絵」とそのまま呼びます。色とか筆致とか雰囲気とか18世紀のものじゃないかとは思うんだけど…現代の誰かだったりして。
パリ最古を誇るサン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会のオルガン。あの、例の、クープランのオルガン。
昔はふいごを人力で動かすけど、今はどうなんだろう?
こんな立派な教会だとは思わなかったよ…。クープラン一族が務めたという教会専属オルガニストって、結構偉い人だったのかな。