もう会期終わっちゃったなんて寂しいな! そんな感じで、正月早々シャルダン詣で(笑)
実は今まで知らなかったのだけど、
さて、第二次シャルダン展感想。というより、今日は一点だけ集中してみます。
シャルダン<木いちごの籠>
このシャルダン展の顔にもなっていたこの絵。確かに、他のシャルダンの絵と、ちょっと雰囲気違う感じがしました。
やっぱり顔になるだけあって、赤い木苺が満載された絵は、
例えば、白い脂肪の混じった肉の赤とも輝きが違うし、
いや、特別というよりいたって普通の赤なのだけど、
そして、友人との会話で、美味しそうだよね。
「果物の瑞々しい描写がとても美味しそうなので、
……ディドロ氏と全く同じ感想だった…! な、なんか悔しい(笑)
それにしても、昔も今も大して考えることは変わりません。
狩猟画とか肉の絵は日本人にはあまり馴染まない気もするけど。
頭では、可哀そうな絵じゃなくって、食べ物の絵だってわかっているのだけど。
別の友人いわく、日本には古来から死体=ケガレという発想があるから、(確かに!)その辺は、ヨーロッパ人の心性と違うのかも。
しかしあの木苺、
大体、ああいう野性的な果物って、刺すような酸味だったり、
あ、そうか生食じゃないのか。何かジュースにしたり、
美術館を出て、東京駅で、
いつもより美味しい…という訳もなく、まあ、