病院での治療はもう何もなくなったので、昨日、恙無く退院&自宅療養。
今は、お腹の風穴が塞がりかけている怪我人。
自分で怪我のガーゼを替えるとか・・・案外ショッキングなんだけど(笑)
入院中に友人より借りている「アラビアの夜の種族・全3巻」読了。
感想は・・・文体がひたすら好みでない!もっと良い「訳」(笑)なら読んでみたい。
友人からの事前の情報通り・・・3巻は文句なく面白い。あっという間に読めました。
文体が好きでないので、噛んで含めるような、同じ内容を言葉を変えて繰り返す文章を読むの面倒だった。というか、しばしば飛ばした(笑)もちょっとシンプルだと読みやすい。
内容的には現代にはもう許されないやりたい放題てんこ盛りな感じでよくまあ盛り込むなと。容赦ないぽい捨て同然の人死にがめったやたら多いのが、なかなか気分が悪い。
常に波乱含みだった作中作は意外とハッピーエンドですごく安心した。
舞台はナポレオンが侵略せんとするエジプト。で、それを阻むべく主人公は暗躍するという大枠なんだけど、読者はエジプトがナポレオンに敗れる歴史を知っているので(つまり、ナポレオン阻止計画は予め失敗することが分かっている)、どう終わらせられるのか心配しました。案外、すっきり終わってよかった。
凝りに凝った破綻のない構成があっぱれです。