出光美術館へ、鍋島・柿右衛門展に行って来ました~。なんと初日に。
ああ、でも、鍋島は本当いいよ鍋島鍋島。
何が良いかって・・・…やっぱりデザインかな。かなーり直球勝負なのに暑苦しくなく大胆でお洒落。お皿の真中で構図をぶった切ったりとか、野菜をはみ出る位大きく描いたり、有り得ない素敵さ。
でもって、隣の柿右衛門と比べると、すんごいテンションが高い(笑)
柿右衛門は「余白の美」なんかがかなりのウエイトを占めている感じがしますが、もちろん鍋島にも余白はすごい計算されていますが、なんだろう、柿右衛門の落ち着いた雰囲気に対して、鍋島のアグレッシヴさというか。アグレッシヴなのに、全然鑑賞者置いてけぼりじゃない。
べた褒めですよ? 世界最高の美術品といっても良いくらい好き!
柿右衛門もど派手な古伊万里も好きだけどねー。でも、柿右衛門もそれっぽい有田も、現代でもちゃんと商品として売られているからねー。図案の珍しさの点で、鍋島ー。
面白かったのは他国との比較かな。日本の磁器っていうのは朝鮮舶来の技術であったわけで、当初は磁器後進国だったわけで。
だいたい同じ時代の、中国は景徳鎮の磁器が、かなり上手いのが比較できた。本当、当時の中国の技術は凄い。日本のに比べると、はるかに繊細で、瑠璃釉なんかは追随を許しませんでした。
後々、かの景徳鎮も柿右衛門の意匠を真似たりするけど。
で、柿右衛門はそもそもヨーロッパ向けの輸出品で、お金に糸目をつけない連中に売りつけて外貨を獲得していた訳ですが、ヨーロッパでも頑張ってコピーしようとします。
代表がマイセンだったり。
今回の展覧会では、ドイツ・マイセンの柿右衛門写しやイギリスはチェルシー窯の柿右衛門写しも出ていました。
流石は、ドイツ、ほぼ完璧に、見分けがつかない程コピーしてみせます。青が洋風の黄緑になっているのもあったけど。
が、イギリスのが・・・・・・。図柄はしっかり写しているのに、お皿の縁の余白が我慢できなかったのか・・・・・・、サクラっぽい、可愛いお花模様を一周描いてしまったら、様式が全然合っていないし、そもそも形や並びががたがたで、すんごいフリーハンド感がするしで、素朴とか可憐とかいえば聞こえは良いけど、正直、とってもださい。なんだろう、失敗しちゃった昭和レトロとか、その位……?
やっぱりイギリスは絵が下手なのかしら(笑)
そんな訳で、この展覧会のMVPはイギリスの柿右衛門写しだと思います(笑)