ボマルツォ怪物公園を後にして、再びツアーバスにて移動。
次なる目的地は、チヴィタ・バーニョレージョという村。
中世そのまま残るような小さな村だという。
それは断崖絶壁の上に出来ていて、
あまりに辺鄙で不便なため、
「まさに死にゆく天空の村なのです。」
ガイドさんの決め?台詞。
某ラピュタのモデルとして、日本では有名らしいです。
何の変哲もない村ではありませんでした。
中世が残らざるを得なかった村。
食料から日用品から、供給もままならなそうな不便さ。
どこのエトルリア人が最初にこの岩山に住もうと考えたのだか、
外敵から身を守れる以外に住むメリットは無いように思います。
中世っぽい家並み。土地が狭いので、道も狭く家が密集している。
衰退甚だしく、
とくに、右の写真のように村はずれなどは、崩壊はなはだしく。オレンジの簡単な柵の向こうには、道はありませんでした。
人口が減るというのは、こういうことなんだ。
してみれば、ローマの都が廃墟と化したのもこのような過程を経たんだろうか。ここに於いて規模の小さなローマ衰退記を見たような…それは考え過ぎか(笑)
何から何まで360度、とてもファンシー。
ただし、高所の苦手な人は眺めが良すぎて少々しんどいようです。
村民より猫が多くて、猫好きにはおすすめです。
うまい場所にうまい具合に座っているピクチャレスク猫。
<<目次へ戻る <ボマルツォ怪物公園 オルヴィエート>