ワーグナーです。
図書館で借りて勢いで読んでしまいました。CDやDVDじゃなく、ロマンチックな挿絵のものね。
いや・・・本当はキネの「さまよえるユダヤ人」が読みたくてしょうがないんだけど、図書館に無いので、タイトルの似ているワーグナーで代用してみました。
死を求めてこの世を彷徨う不死の呪いを掛けられた男の話って設定的にも伝説的にも全く同じ系統なんですがね、キネのに比べたら、ワーグナーといえども軽すぎる…。
つまり、読み口が全然違うのです。
ユダヤ人はめくるめく意味不明さで、難解すぎて理解できませんが、しかしそれでも滅多やたらに格好いいのです。あんな読み口はなかなか他にありません。
ワーグナーのオランダ人はもちろんロマン主義ですが、ユダヤ人も相当ゴシック・ロマンって感じがします。
ああ、もうアマゾンとかで買ってしまおうか…。古本でも結構高いのよね・・・。