庭の正面には梅の木があって、冬になって葉が枯れると、枝もたわわに、すずめが生ります。
今日は20羽以上のご来客。
最近、ごみ捨て場にお米がまるまる一袋捨てられていて、非常にもったいないが、さりとて最早人間には食べられない代物なので、そのお米は当然すずめの皆様を歓待するために使われるという訳です。
が、どうやら、すずめの皆様方は、ちゃんとお釜で炊いたご飯の方が好きみたいです。
お米なのに食いつきが悪い。なかなか舌の越えたお客様です…。
生のお米よりかは、隣に生えているさるすべりの実の方がお好みのよう。
さるすべりの枝は細く、実はその先端についており、すずめのような軽く小さな鳥といえども、枝がたわんで非常に食べにくい。
しかも後になればなるほど食べ易い部分は無くなって、細い枝の先でゆらゆらしながら苦労して食べる様子も可愛くてたまりません。
しかし、それでなくとも冬のすずめというものは何とも愛らしいものです。
夏などは核家族単位で行動しているらしい彼らですが、寒くなると群れて数を増やします。
しかも冬毛に換わって、まるまるふくふくとします。そしてそれが群れる。
枝の股に落ち着く様、斜めにとまる様、電線に一列に勢ぞろいする様、地面を跳ねる様、羽繕いをする様、頬の黒い斑点を足で掻く様、どれをとっても可愛い。
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