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○なんせんす・さむしんぐ○

美術や音楽の感想とか、動物中心のイラストのブログ。

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夢のドイツ・ロマンチック街道

 久々によく出来た面白い夢を覚えていたので、少しでもその記憶をとどめようと夢日記。

 ある日まろりは(夢の中ではしばしば別人が主人公を演じますが、これはわたくし本人です)博物館か何かの特別企画で、収蔵品とそれにちなむ遺跡見学ツアーに参加する機会に恵まれました。
 そこで一番印象に残ったものが、中世ドイツ皇帝の鋳造したローマ風の硬貨(←歴史的にそんなものが実在するかどうかは知りません・・・)。それは、500円玉くらいの大きさで、ちょっと錆びたように、茶色くなって、真中から半分にひしゃげていたのでした。
 そのコインは、まろりがツアーで来ている遺跡の、石で出来たベンチの下に、半分頭を出して埋まっていたものだ、と学芸員さんが説明しながら、それを再現してくれました。
 遺跡は石で舗装したローマ風の街道沿いにあるもので、今ではほとんど壊れてしまって、例えば、イタリアのローマ広場のように高い廃墟があるわけではなく、ただちょっとした空き地に灰色の石がいくつかごろごろしているだけのところでした。でも青空が綺麗でした。

 夢は変わって、ある時まろりは、修道院に住んで勉強している中世の学生でした(つまり別人。性別も違ったし)。
 で、その国の皇帝が、国内何ヶ所かで自分の威光を示すべくパレードをするというので、皇帝はその巡行の道々の安全を祈祷させるべく、まろりの師匠たる偉い聖職者を一緒に連れて行くという話になり、まろりも着いていくことになりました。
 旅の途中、師匠は皇帝の乗る馬の少し後ろにたって、お香を焚きながらお経?っぽいもの?を唱えています。まろりはさらにその後ろに何かを両手に捧げて大人しく控えています。
 そんな訳で、まだ若い皇帝の様子がよく見えたのでした。
 流石に皇帝の衣装は誰よりも立派で(師匠も金刺繍で金ぴかでしたが…)、上等な毛皮のマントを着て、もっふもふのファーつき帽子を被っていました。
 皇帝は、森を貫く、石で舗装された街道をゆっくり馬で歩いていきます。途中、今は大部分が崩れて人も住んでいない廃墟の街を通り、皇帝は敬意を表してか、パフォーマンスとしてか、鋳造させたばかりのピカピカのコインを馬上から、まるで紙ふぶきをまくように投げ、通り過ぎたのでした。
 まろりはそれを、崩れかけた歩道橋のアーチの下で見ました。

 因みに、皇帝の名前はマクシミリアンでしたが、これは実在の皇帝ではなく、ドイツの皇帝っぽく、なおかつ華やかな名前=マクシミリアンという認識がまろりの頭にあったからでしょう。

 B級だけど、楽しめた夢でした。大河風で壮大っぽいけど、よく考えると案外適当。

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