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○なんせんす・さむしんぐ○

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フラゴとロベール、夢のエステ荘の噴水素描について

さて、かねてより予告していましたフラゴとロベールのコラボ(超暫定)素描について。
あらすじ〉
 ロベールの素晴らしいエステ荘の噴水素描と、白黒の小さな図版で見かけたフラゴナールの油彩画が、反転構図で瓜二つだった。
 
左:ジャン=オノレ・フラゴナール、右:ユベール・ロベール

 ひょっとして仲良し2人の夢のコラボ!?
 建築好き(後に)庭園デザイナーのロベールと、情感豊かな風景画でさりげなくロマン派を予告するフラゴナール。
 素描の名手ロベールと色彩の天才フラゴナールの夢のコラボなの!? だったら楽しいけど実際どうなんだろう。
 何故フラゴとロベールで、油彩と素描で同じ絵を描くのだろう。
 っていうか何で反転しているんだろう。
 とりあえずカラー版フラゴナール誰か見せろ!


 どうやらブザンソンの美術館が、この図像のまた別の作者不明のヴァージョンを持っていて、ちょうど偶然に詳しく解説してありそうな仏語図版を持っていたので、なけなしの語学力を奮って頑張って読んでみたところ。

 取り敢えず、最悪のことが分かりました。

 88年のカタログでは個人蔵となっていたフラゴナールの油彩が、06年の図版では行方不明となっていたこと。

 ぎゃー。
 ものが無いのでは話にならない。しかも一番大事なタブローが。
 一応、どの文献でもフラゴナールとされているようなんだけど、「質が悪い」らしく。
 何だろう、保存状態が悪いのか、そもそも絵が拙いのか。完成度が低いのかな?
 ものが無いので何にも言えません。


 そして、頑張って最後まで解説を読んだ結論は。誤訳色々あるのはともかくとして。

 よく分からん。

 だそうです。
 ああ、読んでる途中でいやな予感はしてた。
 反転している理由も分からん。

 事実として、ヴァリエーションのデッサンの一枚にインクで「frago.Romae1760」と書いてあるらしい。フラゴ・ロマエ、ローマ(在住)のフラゴねぇ。
 定かには書かれていないけど、このデッサンの署名があるから、今は所在不明のタブローがフラゴナールに帰属されているんだろうか。

 結局は、沢山のコピーが残っているということで、どれか分からないけどオリジナルのエステ荘の噴水が、同時代にも名作だって認められていたのではないかな。

 フラゴナールの行方不明のタブローが全ての鍵を握る!…かも知れない。
 どうか世界のどこかで無事でいて…!(>_<)

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